初夏から真夏にかけて咲くモダルナは、ベルガモットというハーブの仲間で、写真で見てもあまりピンとこないかもしれませんが、実際に育ててみると魅力がいっぱいです。
まず、とても丈夫。暑さにも寒さにも強く、日当たりとある程度水はけのよい場所でさえあれば、痩せ地でもしっかり育ってくれます。太陽は好きですが、日照4、5時間程度の半日蔭でもよく咲きます。
伸びたなーと思って思い切り切り戻しても、すぐに元気な葉っぱが出てきます。
緑に勢いがあって自然の力強さを見せてくれるので、ナチュラルなお庭や寄せ植えにぴったり。
そして、実物のお花は思いのほか華やか!
タイマツバナとも呼ばれるように、太陽を浴びて咲く姿は、松明みたいに光っています。夏が来た、わーい!と喜んでいるような楽しげな雰囲気です。
白やパープル系など合わせやすい色が多いので、バラやクレマチスとの相性はばっちりです。
猛暑になると、花はお休みするようですが、葉っぱは元気。
葉っぱや茎には柑橘系に似た芳香があり、無農薬で育てればハーブティーも楽しめます。
冬は枯れこむので低く切り戻しますが、春になればいつの間にか芽吹いてどんどん大きくなり、一年中楽しめる宿根草です。
虫害は、うちでは白花だけヨウトウムシに狙われました。虫食いだらけになったので、5月に一度大きく切り戻しましたが、すぐに復活してからは虫にやられることもなく、夏には爽やかな花を咲かせてくれました。
水やりは、地植えの場合は必要なし、鉢上の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと。
花期:6~9月
草丈:40~100cm
科名:シソ科 / ヤグルマハッカ属(モナルダ属)
原産地:北アメリカ、カナダ、メキシコ
日 照:日向~半日蔭
管 理:成長期には、定期的に液肥を上げると花がよく咲きます。
メ モ:鉢植えは、根がよく張るので、苗に対して少し大きめの鉢を用意しましょう。地下茎で大きくなります。