野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
アスパラガス

春を告げる野菜として、ヨーロッパでは紀元前から栽培されています。大きく分けて緑、白、紫があり、日本で主流として出回るのは緑。江戸時代に日本に入り、はじめは観賞用でしたが、食用とされてからは、高級品として親しまれていました。


栄 養

カロテン、ビタミンB群、ビタミンCなどビタミンを豊富に含む。アスパラギン酸という疲労回復につながるといわれる栄養素も穂の部分に含む。

旬・選び方

緑色のものは日本では通年出回るが、本来の旬は春から初夏にかけて。中でも国産(北海道が多い)の白色のものは4~5月にかけての季節限定もの。

保存のしかた

「乾燥を防いで、立てて保存」が基本。本来、土の上にスクっと立って成長するもののため、寝かして保存するとストレスがかかり劣化が早くなる。

調理法

歯ごたえを楽しむのであれば、調理時間を短くすることがポイント。下の固い部分は少し皮をむいて、上の柔らかい部分は筋だけとればOK。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


アスパラガスのトマト風味チーズ焼き
材 料(2~3人分)

アスパラガス……3本  

ジャガイモ………2個

タマネギ…………1/2個

ハム………………2枚

卵…………………2個

ホールトマト……1/2缶

顆粒コンソメ……少々

とろけるチーズ…50g

塩・コショウ……少々

油…………………適量

バター……………適量


作り方

1. アスパラガスは5cmほどの長さに切る。太い場合は半分に切る。電子レンジで12分加熱。

2.ジャガイモは皮をむいて、1cmの半月切りにして、電子レンジで5分加熱する。

3.卵は固ゆでにして、くし形切りにする。ハムは半分に切り、さらに1cm幅に切る。

4.フライパンに油を入れ、薄切りにしたタマネギを炒める。しんなりしたら、ホールトマト、コンソメを入れて煮る。塩・コショウで味を調える。

5.耐熱容器にバターを塗り、4を半分入れ、ジャガイモ、アスパラガス、卵、ハムを並べ、その上に残りの4をのせ、チーズをのせる。

6.予め200℃に温めたオーブンで10分位焼く。