野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
ニンジン

アフガニスタン原産の緑黄色野菜。種類が豊富で、日本へは江戸時代に中国から渡来。現在の主流はヨーロッパ型と呼ばれるもの、正月などのめでたいときに頂く金時ニンジンはアジア型と呼ばれています。 

かつては子どもの嫌いな野菜の常連でしたが、品種改良を経て甘みが豊富になり人気野菜に。英語名キャロットはカロテンが語源です。


栄 養

カロテンたっぷりの緑黄色野菜。皮膚や粘膜を健康に保つ効果が期待できます。表皮に近いところにもっとも多く含まれる栄養素なので、皮は薄くむいて。 

旬・選び方

本来の旬は秋から冬にかけて。通年で回るのは、日本が南北に長いから。春から夏には東北や北海道、冬は本州、九州、沖縄・・・と産地の変化を楽しむのもいいですね。

保存のしかた

夏の暑い時期は乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて、冬の寒い時期は乾燥を防げれば常温で保存可能です。冷凍保存する場合は、熱を加えたものを急速冷凍しましょう。

調理法

和洋中の味付けに合うのでバリエーション豊か。含まれるカロテンは油との相性がよいので、炒めたり、かき揚にしたり、グラッセなどがおすすめです。 

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


バーニャカウダ
材 料  

マコモダケ……2本

田楽味噌の材料

味噌……ニンジン………1/2本

ダイコン………1/3本

キュウリ………1本

セロリ………1本

アスパラガス…2本

ブロッコリー…1/4個

 <バーニャカウダ>

ニンニク………1株

(大きさによる)

オリーブオイル……100cc

アンチョビフィレ…6枚

牛乳…………………適宜  大さじ3

砂糖…… 大さじ3~4

酒……大さじ1

みりん……大さじ1


作り方

1.  ニンニクは皮をむき、2つに切って芽を取る。 

2.  鍋にニンニクとひたひたになるくらいの牛乳を入れ、煮る(約30分)。 

3. ニンニクが柔らかくなったら、ザルにあげ水で洗い、水気を切る。 

4.  鍋にオリーブオイル、ニンニク、アンチョビフィレを入れ、木べらでつぶしながら、弱火で煮る。ペースト状になったらできあがり。   

5.  ニンジン・ダイコン・キュウリ・セロリはステイック状に切る。アスパラガス・ブロッコリーはさっと塩茹でにし、一口サイズに切る。 

6. 野菜をバーニャカウダにつけていただく。