野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
ピーマン

唐辛子の中で実が大きく、辛みのないものをピーマンと呼びます。熱帯アメリカが原産地で、15世紀にコロンブスによってヨーロッパに伝来。赤ピーマンはもともと、緑色のピーマンを完熟させたもの。

パプリカはピーマンの大型種です。子どもたちの苦手な野菜として敬遠されていましたが、くせのない味に改良され、今や人気野菜に。


栄 養

ピーマンはビタミンCをたっぷり含んでいるので、夏に食べれば紫外線からのダメージを軽減する効果が期待できます。ほかにも、β-カロテン、ビタミンEなど健康や美容にいい栄養素がぎゅっと詰まっています。

旬・選び方

ヘタの緑が鮮やかで、皮の表面に艶とハリがあり、肉厚なものを選びましょう。新鮮なものほど苦味が少ないです。

保存のしかた

水気をふき取ってポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。カットしてあるものは、種から腐りはじめるので、種を取ってラップにくるみ冷蔵庫で保存します。

調理法

チンジャオロースや焼きそばなどに入れて、炒めて食べるのが一般的。ヘタや種も丸ごと食べられますので、フライパンやグリルで丸焼きにしても美味しいです。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


パプリカのマリネ
材 料 (2人分)

パプリカ……2個

オリーブオイル……60cc

ニンニク…… 1かけ

アンチョビ……適量

ケッパー……適量


作り方

1. パプリカは3~4つに切り、コンロまたは網で焼いて皮をむく。

2. マリネ液を作る。熱したオリーブオイル20ccの中に、スライスしたニンニク、刻んだアンチョビ、ケッパーを入れる。オイルが冷めたら、残りのオリーブオイルを加える。

3. マリネ液の中にパプリカを入れて、1時間ぐらい漬ける。