野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
ビワ

ふっくらとした橙色の実が店頭に並ぶと、初夏が来たことを教えてくれる果物。日本へは中国から渡ってきて、江戸時代から食用として栽培が始められたといいます。

葉も健康茶として飲用されています。皮はヘソのほうからヘタに向かってむけば、つるりとむけます。


栄 養

カロテンを豊富に含んでいるのが特徴。肌の粘膜を正常に保ってくれたり、抗酸化作用を期待できるので、アンチエイジングにも効果的。

旬・選び方

5月から6月の初夏が旬。実にハリがあり、表面にうぶ毛や白い粉(ブルーム)があるものが新鮮。ヘタの部分がしっかりしていて橙色が鮮やかなものが美味。

保存のしかた

長く保存はできないので、早めに食べきるほうがよい。冷やしすぎると味が落ちるので、常温保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて食べると美味。

調理法

びわとレモンを白ワインと砂糖で煮て冷まし、角切りにして凍らせてびわを氷がわりにして、炭酸水などで割って、初夏を感じるカクテルに。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


ビワ酒
材 料  

ビワ……15個ぐらい

レモン……1個

ホワイトリカー……1000ml

氷砂糖……150g


作り方

1. 貯蔵ビンは熱湯を注いで消毒し、乾燥させます。

2.ビワを水洗いし、ガーゼなどで産毛を取る。キッチンペーパーで拭いて水気をきる。

3. レモンの皮をむき、4~5個の輪切りにする。

4. 貯蔵ビンにビワとレモン、氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。

5.レモンは2~3ヵ月で取り除き、1年経ったらビワを取り除きます。

6ヶ月ごろから飲めますが、1年ほど置くと味がまろやかになります。