野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
セロリ

ストレスを和らげるとも言われる特有の香りのあるセロリ。オランダ三つ葉という名前で江戸時代から親しまれています。

古代エジプトでは葬式の儀礼の時に用いられ、また、ヨーロッパでは薬用や香料用として、昔から世界中で普及している野菜の一つ。葉から茎まで、生でも火を通しても食べられます。


栄 養

カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分、食物繊維などを含む。茎の部分よりも緑色の葉の部分のほうが栄養価が高いので捨てないように。

旬・選び方

初夏から秋にかけてが美味しい時期。茎に厚みがあり、太くてしっかりとしているもの。葉の緑色が濃くてツヤとハリがあるものが良品。

保存のしかた

乾燥に弱いので、ビニール袋か、ラップをして冷蔵庫で保存。劣化すると特有のシャキシャキ感が失われるので早めに食べるようにするのが良い。

調理法

特有の食感を生かして生で食べるのが美味しい。葉の部分は捨てがちだが、生で食べたり、スープの出汁として使ったり、オリーブオイルで炒めたりも美味。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


夏野菜の冷スープ
材 料 (4人分)

トマトジュース (食塩無添加)

……2カップ

スープ(お湯でブイヨンを溶いたもの。冷ましておく)…1/2カップ

セロリ…1/4本

トマト…小1個

タマネギ…1/4個

キュウリ …1本

ニンニク…1/2カケ

塩・コショウ…適量

七味とうがらし…適量


作り方

1. タマネギ、キュウリ、セロリ、トマトは細かいみじん切りにする。

 

2. にんにくはすりおろす。

 

3. ボウルにトマトジュース・スープを入れ、1を加えよく混ぜる。塩・コショウで味を調える。

 

4. 冷蔵庫に入れて冷やす。器に注ぎ、七味とうがらしをふる。