野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
スモモ

和名は「酢桃」で、桃よりも酸味を感じる果実。通常、スモモと呼んでいるのは中国原産で、日本へは弥生時代に渡来。当初は鑑賞用として親しまれ和歌にも詠われている。プルーンとして流通しているのは西洋スモモで原産地はヨーロッパ。


栄 養

食物繊維を豊富に含み、整腸作用で便秘解消を期待できる。特有の酸味はクエン酸で、疲労回復作用も。ミネラルも豊富で高血圧予防にも効果的。

旬・選び方

日本スモモは6月から8月中旬、プルーンなどの西洋スモモは9月が旬。紅色が鮮やかで傷がなく、ハリと弾力があるものが良品。

保存のしかた

もぎたての場合は酸味が強いため、常温で3~7日追熟させる。柔らかく、香りが立ってきたら、食べ頃。熟したものは冷蔵庫で冷やして早めに楽しんで。

調理法

栄養価を考えると生のまま食すのが効果的。熱湯に5秒から10秒くぐらせ、湯むきをし、砂糖、レモン、水で煮詰めて冷やし、コンポートとして楽しむのも美味。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


スモモのコンポート
材 料  

材料  8cm型×6個分

 

スモモ……4個~5個

グラニュー糖……80g

 (お好みで調節してください)

水……350cc


作り方

1.スモモは皮付きのまま半分に切り、種を取る。

2.鍋にスモモ、グラニュー糖、水を加えて弱火で10分程煮る。時々アクを取る。

3.鍋のまま冷やす。

4.器に盛り、煮汁をかける。お好みでヨーグルトやアイスを添えて。煮汁は炭酸で割ってジュースにも。