野菜ソムリエ篠田彩子さんに聞く
ゴーヤ

独特の苦味がクセになるゴーヤは、もとは沖縄で親しまれたウリ科の野菜。健康ブームにのって日本中広まり、多くの地域で栽培も始まりました。特に、夏は「緑のカーテン」としてもおなじみ。

緑色のものが主流ですが、白色の「白ゴーヤ」も出回っています。正式和名は「ツルレイシ」。

 


栄 養

たっぷり含まれるビタミンCは、熱や水などに壊れにくい特性を持っています。苦さのもととなる成分はククルビタンと呼ばれるもので、抗酸化作用が期待できます。

旬・選び方

7月から9月の夏の暑い時期が旬。イボにツヤとハリがあり、濃い緑色をしているものを選びましょう。同じ大きさのものなら、持ったときに重いものが良品です。

保存のしかた

包丁を入れる前なら、ラップをして乾燥を防いで冷蔵庫の野菜室へ。カットしたものは、種のワタの部分を取り除き、ラップをして野菜室へ。

 

調理法

特有の苦味が苦手な方は、薄切りにした後に塩もみをして、10分程度おいてから、水で塩分を流して使うといいでしょう。また、細かく切ることでも苦味成分をある程度飛ばすことができますよ。

野菜ソムリエ篠田彩子さん

2児の母として、育児を通じて改めて食の大切さを感じる日々を過ごしながら、

野菜ソムリエのとしての活動を行う。
「野菜のパワー」の素晴らしさを多くの 方々に知ってもらうべく、情報発信中。


豚肉とゴーヤの炒め物
材 料(4人分)

ゴーヤ……1本  

豚肉(こま切り)……180g

オイスターソース……適宜

醤油……適宜

塩・コショウ……適宜


作り方

1. ゴーヤは縦半分に切ってわたを取る。1cm幅の輪切りにする。

 

2. 豚肉を一口サイズに切る。

 

3. フライパンに油を入れ、ゴーヤを軽く火が通るまで炒め、お皿にあける。

 

4. 油を加え、肉を炒める。火が通ったら、ゴーヤを戻し、オイスターソース・醤油・塩・コショウで味を調える。


♪♪ 余ったゴーヤでもう1品 ♪

ゴーヤの浅漬け
材 料(4人分)

ゴーヤ………………1/2本

ミョウガ………………1個

ショウガ………………1片

塩……………………適宜

醤油、またはポン酢……適宜

 


作り方

1. ゴーヤは縦半分に切ってわたを取る。1cm幅の輪切りにする。塩もみをして、30分1時間ほどおき、水分をとる(苦みが苦手な人は1度水で塩分を流す)

 

2. ミョウガ・ショウガは千切りにする。 

 

3. 1・2を混ぜ合わせ、塩を加え、30分1時間ほど漬ける。お皿に盛り、醤油またはポン酢をかけていただく。